つづけてこんにちは。スタッフ@イエローです。
「文字」ばなしのつづきをしましょう。
昨日の6つの「クリスマス」の文字を思い出してください。
それぞれ違う印象をもつデザインの文字でした。

今日は、これを逆から考えてみたいと思います。
それぞれ図形的には、ぜんぜん違っているのに、
みんな「クリスマス」と読めたのは何でなんでしょう。
そもそも私たちは、どのようにして「文字」を「文字」として認識するのでしょうか。
では、昨日の6つの「クリスマス」の「ク」だけを抜き出して重ねてみましょう。

四角の枠の範囲内に、青くぼんやりとしたものが浮かび上がっているのがわかると思います。
上の真ん中あたりから、左斜め下に
上の真ん中あたりから、右方向に真横に
そこから方向を変えて左斜め下に
これらがつながった図形を
私たちは文字の「ク」と認識するのです。
この概念のことを「字体」といいます。
「字体」というのは、あくまで概念で、実体はありません。
しかし、ぼんやりしてそうに見えて、
他の「文字」と区別するお約束は厳然として存在します。
たとえば、この図形の中央に「、」のような短い斜め線をいれると
たちまち違う「文字」になってしまいますね。
「字体」は、概念ですが、
それを具体的に線で表したのが、「字形」です。
「字形」は書いた人によって、個性が現れます。
筆跡が違うということは「字形」が微妙に違うと言い換えられますね。
上の図でいうと、ピンクの細い線でなぞられた「ク」も「字形」のひとつです。
次は字形から書体について話を進めていきますよ。